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むさしの天人堂治療院
《 施術種別と料金(税込) 》

①中医学弁証に基づく総合施術  (均一料金)
 (中医学弁証+鍼灸・低周波通電・マッサージ・操体法等)

初検料                         1,000円
施術料 (1時間程)                  5,000円

→詳しくはこちら (中医学に基づいた治療の特徴・施術の流れ)

②各種施術(時間制)

a.手技療法(マッサージ・操体法等)
  15分単位:1,000円
30分                        2,000円
45分                        3,000円
60分                        4,000円

→詳しくはこちら (手技療法の特徴)

b.鍼灸及び手技(マッサージ・操体法等)併用 
   15分単位:1,250円
30分                        2,500円
45分                        3,750円
60分                        5,000円

※出張料(手技療法のみ)
施術所より1km未満                    500円
  〃  1km以上                  1,000円~

③保険施術(医師の同意書が必要)

院内での鍼灸・マッサージ、及び訪問マッサージ。
 お身体の状態や健康保険の種別によってご負担いただく金額が異なります。詳細はお問合せください。

→詳しくはこちら (保険取り扱いの概要・訪問マッサージ開始の流れ)

◇ 当院の室内の様子 ◇

待合室
施術室
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《 中医学弁証に基づいた鍼灸手技療法 》

<中医学に基づいた治療の特徴>

 当院は、中医学理論に基づいた弁証治療を行います。対象は、腰痛や頸肩腕痛等の運動器の他、頭痛や胃腸の不調等の内科、うつや不眠などの精神神経科症状も適応になります。
 中医学では、身体は「気・血・津液・精」の4つの基本要素で養われていて、それらの変調により病気になると考えられています。「気」は機能を発揮するエネルギー、「血」は栄養、「津液」は潤い、「精」は活力の源となります。これらの生成・循環・貯蓄を、肝・心・脾・肺・腎といった「臓腑」が担い、全身の機能維持のための道筋が「経絡」になります。
 当院では、独自の問診票を用いて詳細に診察を行います。体の不調の原因となる気・血・津液・精の虚実(不足or滞り)を見極め、その変調と臓腑の機能失調との関連、全身を巡る経絡の失調を明らかにします。そして、症状を引き起こす病態・機序を分析し、よって、「証」として明らかにします。この過程を弁証といいます。
 続いて、「証」に随って改善の為の治療方針を立て、適切な経穴(つぼ)に鍼・灸・按摩を基本に施術を行います。これを髄鞘療法と呼びます。「虚」には「補」(補充するイメージ)、「実」には「瀉」(除く、移すイメージ)という操作を行います。
 これらの一連の操作により、身体を構成する気・血・津液・精、臓腑、経絡の変調が整えられ、身体の失調が改善し、よって症状が軽快していくことになるのです。
<施術の流れ>

 中医学弁証に基づく総合施術の基本的な流れを紹介します。基本は60分程度を目安としていますが、初診時は問診にプラス30分程度かかります。

1.問診
 当院独自の問診票に記入後、それに沿って問診をいたします。現代医学的な疾病の確認の上、中医学理論に基づいた問診を進めます。

2.舌診、脈診
 舌の色や形、苔の状態、手首のところで脈拍の状態を中医学的に把握します。

3.その他の診察:切診(触診)、刺鍼、聞診声の性質等
 必要に応じて、お体に直接触れて経絡の状態を確認し、他関連事項を中医学的に診察していきます。運動器の症状には、現代医学的な見地からも診察を行います。

4.中医学弁証による「証」の決定
 気・血・津液・精の虚実、病位となる臓腑、経絡の失調を分析し、病態・病機病の発生機序)を明らかにし「証」を決定します。患者様のお体の様子や治療方針を説明いたします。
 初診時は、診察だけで30分以上かけることもあります。

5.「証」に随って治療
 必要に応じて、当院で用意しております患者魏に着替えていただきます。
証に対して適切な経穴を選穴し、鍼、灸、手技、低周波通電器を適宜用い、補瀉法を施します。
 鍼は、ディスポーザルのステンレス鍼または銀鍼を用います。灸は、棒灸、おわん灸、隔物灸(カマヤミニ、せんねん灸を用います。灸頭鍼も行います。
 病態により、必要なあん摩手技・操体法を施します。低周波通電は、血流改善、筋緊張の緩和、鎮痛といった現代医学的な効果としての用法の他、中医学的な「虚実」に随う「補瀉」の用法があります。
 治療時間は50~60分を目安としています。

6.治療効果の評価と、治療計画の説明
 治療直後の効果を確認した上で、今後の治療計画を検討し、説明を行います。

7. 養生法のアドバイス
 治療後は、健康茶でリラックスしていただきながら、身体の使い方や体操法、生活習慣のポイント等をアドバイスさせていただきます。
《 手技療法 》

<手技療法の特徴>

 
当院の手技療法は、徒手(=素手)による施術全般を包括したものを指しています。現代医学的な解剖・生理をふまえ身体を把握したうえで、中医学理論に基づいて病態を解釈したり、古来から行われてきた各地の療法を応用して施術いたします
 施術方式は、江戸期に日本で熟成された「按摩」の術式を基本として継承しつつ、明治以降に西欧から輸入されたマッサージ、昭和期に生まれた「指圧」の他、アメリカで開発されたオステオパシーといった整骨の技なども取り込んでいます。
 特に、医師である橋本敬三氏が創始した「操体法」という快い感覚を重視して生体の歪みを正す操法の考え方を大切にしています。外力で身体を矯正するのではなく、気持ち良い方向に身体を動かし、自らの力で歪みを正し、元来から備わっている自然治癒の偉大な力を引き出し治癒を導きます。
 当院では手指を用いた手技でしっかりと「こり」をほぐし、さらに気持ちの良い動きの手助けをいたします。その結果、身体の歪みが整い、運動器の不調だけでなく、内臓や自律神経の失調も改善されていきます。

《 保険施術 》

<保険取り扱いの概要>

 当院では、健康保険を利用しての施術が受けられます。
但し、医師の同意書が必要な他、以下の点にもご留意ください。

1.はり・きゅう施術の場合
①適応症は、腰痛症、五十肩、頚腕症候群、頸椎捻挫後遺症、神経痛、リウマチ、その他医師が認めた慢性疼痛を主症とする類症疾患です。
②先に医師の診療を受けているが、医療機関での有効な治療手段がない場合に適応となります。
③同一疾患で医療機関での治療と併用して施術は受けられません。

2. マッサージ施術の場合
①適応疾患は、一律にその診断名によることなく筋麻痺・筋委縮・関節拘縮等、医療上マッサージを必要とする症例とされています。
 脱臼や骨折、脳出血による片麻痺、神経麻痺、神経痛などの症例に対しても医師の同意により必要性が認められる場合には対象となります。
②往療料の保険取り扱いも医師の同意が必要になります。
③同一疾患で医療機関での治療と同時(同じ日)には、施術を受けられません。

3. はり・きゅう、マッサージ施術共通
①同意書の有効期限は6ヶ月です。施術を継続するには6ヶ月ごとに再び同意書が必要になります。
②料金は厚生労働省の規定料金です。
例:はりまたはきゅう 1回 1,610円~
  マッサージ 1部位 450円~
  往療料 2300円~
上記の内、保険で支払われる療養費以外の自己負担金(1~3割)をお支払いいただきます。
③保険の種別により、療養費の支給方法が異なります。
a.受領委任制度による
 国民健康保険や協会健保等の方式で、当院には自己負担分のみをお支払いいただきます。
 療養費の保険請求の手続きは当院で行います。
b.償還払いによる
 多くの健康保険組合等の方式で、先ずは当院に施術料金全額をお支払いいただきます。
 後に患者様の方で保険組合の指示に従って療養費の請求を行っていただきます。

※同意書の書式は当院にご用意がございます。手続きや書類の書き方他、ご不明な点がございましたらお気軽にお問合せください。

<訪問マッサージ開始の流れ>※療養費受領委任の場合

 脳卒中や骨折の後遺症、神経痛などで当院への通院が困難な方は医師の同意により、健康保険を利用し、ご自宅でマッサージが受けられます。開始の要領は以下の様になります。

1.マッサージを体験

 お体の様子など必要事項をお聞きした後、実際に伺うマッサージ師が施術を行います。

2.料金や保険取り扱いの概要説明

 施術や受領委任制度にご納得いただきましたら手続きに入ります。(1割負担で1回300~400円程度・20~25分程度)

3.「同意書」の作成依頼

 必要な用紙は当院にございますので、それを掛かり付けの医師等にお持ちいただき、「同意書」を作成していただきます。

4.同意書の受け取りと保険証の提示

 同意書と健康保険証を以て、当院で保険取り扱いの手続きをいたします。

5.訪問マッサージの開始

 打ち合わせにより、ご希望の曜日、時間に施術に伺います。

6.1ヶ月まとめてご請求

 月末締めで1ヶ月分の施術料および保険請求の内容をご確認いただきます。また、自己負担分をお支払いいただきます。

7.6カ月経過すると再び同意書が必要

 マッサージ施術の同意書の有効期限は6ヶ月です。延長する場合は、再度医師の同意書が必要となります。

 

※ご不明な点はお気軽にお問合せください。